様々な舞台を観ていた中でもガラ公演、好きでよく観に行ってたな。
あれはとある冬のガラが終わった時の渋谷のオーチャードホールで事。
そのガラにはヴィシニョーワがチャイコフスキー•パ•ド•ドゥで出演してたんだけど、ほんと素晴らしかった。
フィッシュダイブが印象的だった気がしたけど、それだけじゃなく、
長すぎる手脚を、持て余してるような音楽の一部にしてしまうようなあの踊り方のチャイパド、
ロシアのダンサーならでは、ヴィシニョーワならではだったよ。
当時ヴィシニョーワの人気はほんとすごくて、
会場にいる人達のほとんどがヴィシニョーワ目当てかもしれないと錯覚しそうになった。
でもヴィシニョーワ、騒がれたりするのあんまり好きじゃなさそうなんだよね。
映像とかで観てても、話しかけられたりするのあまり好きじゃないんだろうなと思っていた。
その日も舞台後に会場から出て来たヴィシニョーワは、
付き添いの女性2人に挟まれて移動してて、
出口すぐそばにとめてあらかじめ用意されてあったワゴンに乗ってすぐに去ってしまった。
その為、私の中ではヴィシニョーワは
チャイパド踊って速攻帰ったダンサーになっているが、
舞台降りるとすごく繊細な感じがして、
人気ダンサーであるがゆえに人に取り囲まれたりするのが辛そうって思った。
逆にユリア•マハリナとかは、ファンと接するのが好きそうだった。
ファンの人達から、
「ユリアー。」
「ユリアー！」
呼ばれると、
「ハァーイ！」
って応えてて、超ノリのいいダンサーだったよ。
私は、その日のユリア•マハリナのライモンダのva.観て、
（菅井円加がローザンヌで踊ったva.じゃない方。やたらパドブレと手叩く振付が多いあれ。）
そのva.が好きになったんだけど、
いまだにあの踊りはユリア•マハリナが一番だと思ってるくらい。
同じロシアの有名ダンサーでも個性いろいろ。
かと思えば
A B Tのダンサー達、
ロシアのダンサー達と違って、一般人みたいに帰る。
あんまりファンに囲まれる事にこれといった感情はなさそう。
しかもSuicaで改札抜けて普通に電車に乗って帰る、あの人達。
あれは当時、A B T（アメリカンバレエシアター）の夏のガラを東京文化会館に観に行った帰り。
パロマ•ヘレーラとアンヘル•コレーラの海賊が良くて、大満足だった。
パロマ•ヘレーラは、当時流通してた海賊の映像ではギュリナーラ踊ってたけど（メドゥーラはジュリー•ケント）、
舞台ではメドゥーラ踊る事が多くなってて、出世したのか•••と思ったものだよ。
アリは当時定評のあったアンヘル・コレーラ。
当時パロマはアンヘルと組んで踊る事が多かった。
ちなみにその日のA B Tガラではジュリー•ケントはジュリエット踊ってた。
舞台の余韻に浸りながら
山手線で帰ろうと電車に乗り込んだら、同じ車両にパロマ•ヘレーラが乗って来たんだよ。
超落ち着かないんだけど。
私隣の車両に移動しました。
だってさっき舞台上で踊ってたダンサーがすぐそこにいたら、
あからさまに見なかったとしても意識を向けてる事は伝わってしまうと思う。
それで、隣の車両に移って一息ついたら、
今度はパロマとは違う演目で踊ってた若手の男性ダンサー3人がわらわらと同じ車両に乗って来た！！
これは狙われた路線だったのか•••。
もう面倒なんでそのまま乗って帰った。
こんな風に当時のA B Tのダンサー達は
スターの自覚がないのかどうでもいいと思ってるのか、
一般人みたいに普通に電車で帰っていた。
マラーホフも雑誌のインタビュー記事で
上野の改札抜けてる写真が掲載されてたけど、
もしかしたらあれは撮影用かもしれない。
実際のマラーホフは、スターの自覚しかなかったです。
スターの自覚があろうとなかろうと、
世界の舞台で活躍する彼らは全員イルミナティ！！
という事実を私達バレエファンは受け入れなくてはならない。
バレエの世界にどっぷりいる人の中には、
有名なバレエダンサーを立派な人間かつ神聖な存在だと信じて疑わない人とか結構いる。
いやいやいや、真実を受け入れましょう。
イルミナティの人々は、私たち一般人とは何もかも違います。
しかも自分たちだけ特別な立場、有利な仕事、華やかな世界にいる事が出来て、
一般人にそれは無理と思い込ませる洗脳要員。
世界的な有名ダンサー達。
もとは一般庶民からのスタートであるかのように、
努力と才能だけで活躍出来たかのように振るまう彼らですが、
もれなく全員上級国民です。
本物の善良な一般庶民は、バイトしながら舞台に立ってるか、
バレエの先生してるよ・・・！
まずは私たち全員洗脳から解放されたいところ。
