ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

Kちゃん

Mちゃんつながりで、Kちゃんという子がいる。
この子は私の事あんま好きじゃない。ていうか理解出来ないから受け入れられないという感じだ。


Kちゃんも、賢くて性格良くて可愛い子だけど、おそらく両親会社員で、小さい頃から周りにいる大人全部会社員。
本人も大学卒業したらすんなり正社員になってきちんとやっていけそうな子だ。


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私、会社員の人から理解されない。
もちろん例外はあるけど、今となっては大学生か経営者くらいしか話が通じなくなってしまった。



いや、そもそも、学生でもないのに大学生のなかに混じって楽しそうにしてるのなんなのって思われてるかもしれないな。


ま、私あんまり家から出ないですし、Mちゃん界隈の人達にもたまにしか会わないし、
Mちゃんと会ったからって必ずしもその繋がりの子達全員と遭遇するわけでもないし、
Kちゃんともそんなに会う事もないだろうと思っていた。



しかし結構な確率でKちゃんと遭遇する。



初対面の時、夏からシュトーレン用のドライフルーツをラム酒漬けにし始めた事言ったら、
シュトーレンの話に感動してくれて好感触だったのに、
回を追うごとに「この人理解出来ない」みたいな雰囲気になっていった。



Mちゃんが、Kちゃんに私の情報いろいろ言ってるんだよあれ。もちろん悪口とかではない。
Mちゃんはあんなだけど良識ある子なのでそんな事はしない。
しかし私からしつこく聞き出した情報が嬉しくてKちゃんにも話してるんだよあれ。



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自分の中にある型から外れている人が存在しているのというのは、Kちゃんの様な人の脳内に混乱を引き起こす。




Kちゃんとは少し違うタイプになるけど、


「これをきちんとやらないと大変なことになりますよ。」みたいな感じで周りの大人からある程度厳しく躾けられてきた人、というのもいる。
自分が出来ない事による損失への恐怖感から優等生寄りの人になって、結果それが本人の為に良かった、みたいな人だ。
こういう人も私の存在に気づいた時に混乱する。
自分は周りの目を気にして努力したのに、大人たちからいろいろ言われてきちんとしてきたのに、なぜあなたはそれもなしに身につけてるの?という考えだ。



別に私そんなにきちんとしてないですけど。
ただ、自分の頭では考える。
たいして何も学べない、誰も何も教えてくれない、という環境にいる事が多かったので、それをなんとかする事が長年の課題だった。
狭い括りで考えるなら、自分次第だと思う。


逆に上記の環境によって優等生寄りの人になれた人達は、
自分で考えてもがくというのをショートカットできたんだからいいじゃないのって思う。
別に私の事を気にする必要ないよ。




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ところでKちゃん。
Kちゃんは、進路を考えるなら、
人事とかがいいと言っていた。

話を聞いていると、人事の仕事内容に興味あるというよりは、
自分に主導権や決裁権がある状態に興味があるという感じだ。


ごめん、引いた。
実は、会社の中で主導権や決裁権がある状態が好きな人や、
むしろ全能感を味わってたい人って結構どこにでもいるんだけど、
私そういうの目の当たりにすると引くわ。


K ちゃんは私の存在自体に引いてるのかもしれないけど、
私の方は、まだ大学生のKちゃんが
社会に出て何らかの味をしめてしまったような人目指したいとか
それに引いたわ。


世の中でそんな状態になったとしても、
かえって不自由な人生になりそうなんだけど。