去年からセラバン使ってのストレッチをしている。
私は膝が伸びない。
これはバレエ習ってた時からで、
今でも無意識に弛んでる事が多い。
注意してくれる先生もほとんどいなかった。
私の膝、多少弛んでても伸びてるように見えるからだと思う。
でも一人だけ私の膝を凝視して、
「それ、もっと伸びるよ。」と言ってくれた先生がいたけど。
私の膝が弛みがちなのは、意識がゆき届いてないからというのもあるんだけど、
無意識にバランス取ってるせいもあると思う。
どういう事かというと、私の場合、膝をピンと伸ばした状態で立つと、
床を押して立った時に床から跳ね返ってくる力を上半身まで届ける事が出来なくなるから。
せっかく床を押しても、跳ね返ってくる力が膝まできた時点でどこかへ抜けると感じる。
その為きちんと立つことが出来ないのだ。
私の脚は反張膝なので、こういうことが起こっていると自分で感じ取った。
これだとバランス取れないし力強く動く事も出来ず、そして綺麗に立てない。
おそらく脚がまっすぐな人には分からない感覚だと思う。
これを少し膝を弛めることで、やや真っ直ぐな脚に近づき、
膝で逃げていた力を若干逃がさないようにしていたのだ。
でもこれだと正しいやり方ではないので、バランスの悪い筋肉の使い方して疲労が溜まったり、最悪怪我すると思う。
私は常に怪我を恐れている。それくらい危険な脚をしている。
たとえ反張膝であっても、足裏が強かったら問題はだいたいクリアされる。
足裏が強いということは、脚が強いということだ。
つまり私は足裏が弱い。
ちなみにつま先はそこそこ伸びるんだけど、
甲はほとんどない。
足裏が強くなれば甲も出てくると思うけど、
こういうラインね。
(シューズを足に合わせて自分でカスタマイズしてるのか
余計美しいラインが出てますね。)
それは副産物で、あくまで脚の強化が一番に目指す事だ。
不思議なんだけど、バレエ習ってた頃は
つま先そんなに伸びてなかった。
完全にやめて10年くらい経った頃から
伸びる様になった。
なんでだ。
足裏が弱いと贅肉がつきやすくて苦労する。
しかし意外な事に、ムチムチした筋肉もつきやすいのだという。
私は筋肉はあまりないので贅肉タイプだけど、
たしかに世の中には決して太っているわけでもないしむしろすごく細いのに、
ムチムチとした脚のラインをしているダンサーというのがいる。
足の裏が強ければ、脚自体も強くなるし、床を力強く押す事が出来て、
その跳ね返ってくる力で身体を使う事が出来るので、
脚に要らない筋肉がつく必要がなくなる。
その為、たとえ筋肉がついていたとしてもスキッとしたスレンダーなラインになる。(はず)
意外な事に、脚にムキムキと筋肉がついているからといって
脚が強いとは限らないのだという。
むしろそこまで脚が強くないからその様な筋肉で支えなくてはいけなくなってしまっているともいえる。
欧米の方でたまに見るけど、プリンシパルやソリストで踊る様な人達では見たことない。
欧米の方は東洋人と違って彫刻のような筋肉がつきやすいからというのもあるかもしれないけど、
プリンシパルやソリストで踊るような人達ではムチムチ脚見たことない。
私が見た限りでは、プリンシパルやソリストの人は、
(世界に名だたるバレエ団の場合はコールドにいたるまで)たとえ彫刻のような筋肉がついていようとも、
どの人もスキッとしたスレンダーなラインの脚だった。
舞台の真ん中で踊れるような人達は、生まれつきの身体能力や素質がそもそも違うというのもあると思うけど、
受けられるお稽古も違う様な気がする。
なにしろお金とコネクションに事欠かないイルミナティですから、あの人達。
話がそれたけど、
私の場合は床に座ってとか、起立した状態でとかのストレッチはストレッチにならない。
伸ばしたいところはたくさんあるのに、ぜんぜんそれらに利いてる気がしない。
バレエ教室で出会うストレッチは床に座ってかバーで立ってのリンバリング。
ネット上で紹介されているストレッチもだいたい同じで床か起立。
私の場合はこれだとどんなにやってもストレッチの意味がわからないままで、
しかもあんまりよい変化を起こせない。
10年くらい前まで、チャコットで買ったレッスンバーを部屋に設置していた。
すごく使いやすくて、色もヨーロッパのお稽古場みたいですごく気に入ってたんだけど、人に譲ってしまった。
バーは私には不要。使いこなせないから。
身体の使い方があまり上手くないのが悪い習慣となっているからだと思う。
ということはつまり、突き詰めて考えると結局は足が弱い事に繋がる。
結果、私は足裏が弱い。
どうしたらいいかもうわからない。
ストレッチも効いてるんだかどうなんだか。
そこで、セラバンを使うようになってから、空中技に乗り出した!
ある時ふと思い付いて、
床に寝そべって、脚を天井に向かって上げて、
セラバン掛けて伸ばしたい場所に利いてくるように角度を調整しながら行うと、
いまだかつて味わったことないほど利いてるのがわかる・・・!!これはすごい。
セラバン使わず手で脚を持ってテンションかけたり、セラバンと手持ちの併せ技にしたりとアレンジ自在!
あと完全に空中だけにせず、壁を併用したりと、効果的な方法を模索しながら行っている。
これは私の人生におけるストレッチの革命です。
足裏強化とは直接関係ないかもしれないけど、
きちんと伸ばしておくのは大切な事だ。
体調が全く違った。
脚のラインも相当変わる。
ちなみに私、簡単なワークアウトを10分やっただけで
全然違う脚になる。
どれだけむくんでるかという事だ。
このひとたちみたいに本格的すぎる事はしない。
正直、床に座ったり起立したりのストレッチは、
どんなにやってもせいぜい180度近いなんとなくの開脚が出来る程度にしかならず、
自分の脚に合わせた'利かせられる'ストレッチは私には無理だ。
180度近い開脚が出来ればそれでいいじゃないかと思うかもしれないが、
まず大切なのはどれだけたくさん開脚出来るかというところではない。
伸びるべきところがきちんと伸びてないと一部よじれて開いてしまっていたり、
怪我につながったりすると思っている。
あと、綺麗じゃない。
これは前後の開脚した時が顕著だ。開けばいいというものではない。
そして、私がアンドゥオールできない理由がここにあると睨んでいる。
だから今まで、やってもやっても手応えを感じられなかった。
しかしどうよ。
空中技に以降したとたん、
どう伸ばしていいかわかんなかったところまで伸びている!!
私、完全にアンドゥオール出来てるわけじゃないんだけど、
昔から脚が耳の横まで上がる。
手で持ち上げればだけど。
ちゃんと開いてないのにやたらこれやらない方がいいと思っている。
今は昔より上がらないけど、
セラバンでぐいぐいやってればすぐに元に戻りそうな雰囲気だ。
でも私の場合、あんまりそこだけを目指してセラバン使わない方がいいと思ってる。
順番や優先順位を間違うと結果がぜんぜん違ってくる。
セラバンてスゴいなあ。
うちにあるセラバンドはすごく柔らかくてあまりテンションかけられない切りっぱなし利用タイプと、
それよりちょっとは強めだけどやっぱり弱い輪っかタイプしかない。
もっと強力なの欲しい。
強力なのでぐいぐいテンション掛けてストレッチがしたい!!