ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

俳優のたまごが住んでいる24

その次の週、私は再び店主の店を訪れた。


店主ー、こんばんはー。


「あー!!来た!!」


店主より早くこっち見たのは例の4人組!!
なんで、いる・・・?!


回れ右して帰りたい衝動に駆られている私を無理矢理呼んで、また同席。なんでだ。



「何飲む?」



何も飲まない!!
私はご飯食べにきたの!!



お邪魔したら申し訳ないんで私あっちの一人用の席行きます、と言って席を立とうとした。




「いいよいいよー、気にしないで。今日も日本酒にしよう!」



なんでだー!!!



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しかも今日はみんなできき酒しよう!とか言い出して、いろんな種類を一度に頼んでいた!



この人達、ほんとお酒好きだな。
それにしても、また偶然居合わせてしまうとは。
もしかしてほぼ毎日来てるのかなこの人たち。
店主とお友達っぽいけど。



ほんとに謎の4人!
数種類の日本酒がやってくるまで、
またおしゃべりが始まった。
もう私のことはそうっとしといてください。
つがれた酒は全部飲みますんで。





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「ねえねえ、どこに住んでるの?」



お連れ様の女性が聞いてきた。
私、いつもいろんなとこで質問責めに合うけど、
毎回毎回同じこと繰り返してる気がする。私はオウムか。


私は、こっから最寄り駅まで行ってそっから10個めくらいのとこですと適当に答えた。


「超てきとー!!なになに、言えないようなとこにすんでんの?!」


いーえ、普通は個人情報につながるようなことは簡単に話さないものだって!



他にもいろいろ聞かれたけど、この人達もうブログ読めばいいのにと思った。





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「ねえ、お化粧してないでしょ。いいね、うらやましい。
でもちょっと地味じゃない?もっとこう、いろいろやればいいのに。」



この当時、私はノーメイクだった。そのおかげで朝起きて15分で家を出られる人だった。
たしかに地味かもしれないけど、会社とかでも決してだらしないとか
社会人として身だしなみがなってないとか思われていないみたいだった。
化粧品もほとんど持ってなかったし、別にそんなに気合い入れようとは思ってなかったな。


でもこの時から3年後くらいに、メイクをしない人は仕事が出来ないやつになっていく、
という情報をどこかで見て、20歳の時から憧れだったゲランにとうとう走った。
この情報が本当かどうかはいまだにわからないが、いいきっかけにはなったな。



でも今でもあんまり化粧品持ってないし、ノーメイクで出かけることもしばしば。
ちゃんとメイクすると気持ちが引き締まっていいんだけど、
少ないアイテム数で完成するからいろいろ買い込もうとは思わないな。




「基礎化粧品何使ってるの?」



女性ならではの質問になってきた。
私、化粧品とかシャンプーとか、すごいこだわりがありそうと思われがちなんだけど、
実は結構なんでもよかったりする。
その時目についたものを使うので、同じものをずっと使い続けるとかあんまりないな。
あと自分でも作れるし。



でも、高級化粧品ブランドの基礎化粧品は肌に合わないと
サンプルもらうたびに思う。
おそらくこれから先もエス○ーツーとか要らないと思う。



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めんどうだなと思いながらも数々の質問に答えてたら
数々の日本酒がやって来た。
皆でこれは?これは?と次々飲みながら
会話を続けるが、私は席を離れる機会をうかがっていた。
私以外の人は皆ますます饒舌になっている・・・!



医者の男性は、お連れ様の女性とはただの同居人だと話始めた。
結婚してるわけでもなんでもないらしい。
女性は、珍しいでしょう?と言っていた。


珍しい・・・かもしれないけど、
私、こういう人達、この当時から遡って3年くらい前に他でも会ったことある。
地方に旅した時、親切な見知らぬ二人に声かけられて、
食事を奢ってもらったり温泉連れてってもらったりしたことがある。
その二人は財布も共有してたし、二人で庭付きの一戸建てに住んでると言ってたので夫婦に見えた。
でも、「私達、ただの幼なじみで夫婦じゃないし結婚するつもりもないの」とも言っていた。
この旅先で親切にしてもらった二人と、この医者とお連れ様の女性はどちらも同年代に思えた。



私は、医者とお連れ様の女性は幼なじみですか?と聞いてみた。女性はううん、と言った。


医者は、「あのねえ、この子若い頃すごい可愛かったのよ。」と口をはさんできた。


それはわかる。現在進行形で美人だもの。
でもそれが何か?




話題はこの医者のことに移っていった。
なんでも、有名人を連れて歩くのが大好きで、
だいたいいつも誰かしら連れ歩いてるとの事。



この医者にとっては、有名人や可愛い女性を自分の側に置いておくのがステイタスなのか。




この当時は、はあ・・・と思っただけだったけど、
今振り返ってみればヘンな人だなと思う。



可愛い一般人女性はともかく、
有名人とつながりをもって何になるというのだ。


有名人は皆”上層部”とつながってる。
直接的にしろ、間接的にしろまず全員黒。
今、”上層部”はぐっちゃぐっちゃになってきてるので、
つながりのある有名人ももちろん影響受ける。
有名人は滅びゆく存在とつながってる人達なのだ。



この当時は私もまったく知らなかったけど、
今振り返ると、滅ぶものをありがたがってヘンな人と思う。




それに、医者という肩書き以外に何かステータスが欲しいなら、
個人で活動すればいいのに。
実際、そうしてる一般人たくさんいるしそれが可能な時代背景!
個人が力を持ち、有名になったり成功したり、目覚ましい活躍ぶりの人ばかりだ。
(最終的にはほとんど取り込まれてしまってるけど)




有名人を側において連れまわしたって、
この医者本体は何も変わってないじゃないか。
むなしくないのだろうか。



私は、この医者と話しててもつまらないなと思いながら
店主に自分のご飯のオーダーした。