ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

俳優のたまごが住んでいる8

劇場につくと席を探した。


開場時間だいぶ過ぎていたのでもうお客さんがかなり入っていて、ほぼ満席状態。
小さい劇場なので、席数もそこまで多くはないけど、人の間縫って席へたどり着くのがつらい。



都内にはほとんど無名の小さい劇場が結構あるらしい。
そこも目的を持ってたどり着いてみなければ、まさかこんなところに劇場があるなんて、という場所だった。


席はすぐに見つかった。
後方の席だったけど、会場小さいのでぜんぜんみえる。
かえって前の方の席だと緊張するから後方の席でよかったとほっとした。




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昔、よくバレエの舞台観に行ったんだけど、私SS席が好きだったんだよね。
すると、当然ダンサーとの距離が結構近い。
たまにダンサーと目が合ってなんともいえない気持ちになる事があった。
踊りながら観客席観察して観客と目があってさらにノリノリでアピールしながら踊るとか、
どれだけ余裕があるんだ!と外国人女性ダンサーには驚嘆した。
私はずかしくなっちゃって下向いたら、え、だめなの?がっかりみたいな表情と空気になったけど、
踊り全然乱れないのは相当実力あるからなんだろうなあと思った。
踊りあまりに美しくて素晴らしかったので、数秒下向いて見れなかったとこあったのは残念・・・という事があった。
ほとんどのダンサーは絶対に客席を見ないと決めているのか、
目が合う事はまずないけどね。



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というわけで安定の後方の席!
しかも中央だった。俳優のたまご男子が気をつかってくれたのかな、ありがとうと思いながら
バッグを背中と椅子の間に、花束の入ったショッパーを膝の上に置くと
開演を待った。