ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

(※加筆しました)弟子にされそう番外編:価値を引き上げたいだけ

このコンサルタントの人の教え方はヘン、常々そう思っていたが、指摘はしなかった。
この人の価値観・教え方というのは、この人の強力なコンプレックスと密接に紐づいている。
そこを指摘したら、この人の存在価値を危うくするところをつついてしまう事になるので、
気の毒だし何より面倒な事になる。10代20代の人達が全く相手にしないこの人独自の
無理矢理こじつけ理論を展開し、さもそれが筋の通っていることであるかのように攻撃
してくるので会話にならなくなってしまう。





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また、この人が自分の顧客に対してわざと横柄な態度を取る事があるのは、
価値を引き上げたいからという事でもあるのではないかと思えた。
横柄な態度で強気に出られた時、人はまるで自分の方が間違っているのではないか、
もしくは自分の方が価値が低いのではないか、と感じがちだと言う。



これは、高級ブランドのお店で店員の方が偉そうにする事があり、その事により
お客さんは自分に高級ブランドを手にする価値がないのではないのかという心理が働き
少し無理してでも買おうとしてしまう、という事に似ている。


似ているけど、この人の目的ははお金を多くもらう事ではなく、
人を自分の思い通りに動かしたいという事と、自分の心の一時的な満足だけど。




もちろんこの人は依頼を成功させようとする。でも、成功しない事ばかりなのは
お客さんに問題があるのか。あるとしたらなぜそんな改善見込みのない人ばかりが
顧客なのか。この人を離れていったかつての顧客は、本当に全員衰退の道をたどって
いるのか。


私もかつての顧客だが、このコンサルタントの人に私の方から見切りをつけたと
気づかれないように連絡取る状態を切った。一応、この人のアドバイスは一通り受け入れて
頑張ってみて、連絡切ってからも少しの間頑張ってみたけど、その間私はぱっとしなかった。
すごくためになった事もあったし、最初の依頼だけは大成功だったけどその後がお粗末だった。



連絡切ってからもそのお粗末な対応の影響が後をひいていた感があったけど、
1年くらいしてから劇的に変わった(きっかけがあった)。
それ以来、少しずついろんな事がうまく行くようになって
続けては私の為にならない状況になると、自然とそこから抜け出る事ができる様に状況が流れた。



結果、現在の私は今までで一番幸せと言える毎日を送れている。
(この世の誰よりも幸せという意味でも、今の状況が私の人生最高という意味でもないです)



このコンサルタントの人には、自分を受け入れなかった人は不幸になってあたりまえという思想があった。
思い込みが激しいところもあったので、もしかしたら私以外の「かつての顧客」達のなかにも
このコンサルタントの人から離れた事で、かえってうまくいったり
幸せになったりしたいわゆる成功した人達がいたとしてもその事実をスルーしている可能性がある。







話はそれたが、




このコンサルタントの人は、
そこまで価値のないものをなんで価値あるように見せようと人に迷惑をかけるのか。
でも、こういう人会社員にも結構多い。


そこに労力使うより、どんな小さな事でもよいからこつこつと実力が身につくようにするには
何をすればよいかという思考になった方が数万倍マシだ。




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ほとんどの会社員の人達はとにかく会社の中でラクして生きたいという考えでいるので、
(そうじゃない人もいると思いますが。)
これが命にかかわるレベルで面倒だと思っている。



ではこのコンサルタントの人は?
面倒、という単純な理由ではなさそうに思えた。
自分がすでに手にしたものである程度生きていけるという事がわかったので
それ以外やそれ以上のものが存在しているという事に頭が及ばない、とも言えるし、意図的に気づきたくないと
抵抗している様にも思えた。
これから、それだけでは生きていけない様になるのに、こういう人はどうするんだろうと私はいつも不思議に思う。