ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

再びリクルート

hotakatachibana2018-08-19


有名企業のグループ会社日記27***


ある日、また身体弱い派遣社員女性が例のリクルートスタイルで出勤してきた。そして昼までで早退。


もしかして、せっかく戻ってきたのに、もう違うとこ行こうとしてるの?!


それは自由だから別にいいといえばいいんだけど・・・。またあからさまにいつもと違うスーツスタイルにばっちりメイク、そして早退。しかもこの人、こういう時はやたら生き生きとしている。




私としては、こういう人、同じ空間にいない方が精神的に楽なんだけど、なんとなくこの人が他に行くとこなくてここしか派遣先がないかわいそうな人に思えてきた。だったらへんに他に行こうとしないでここでの仕事をがんばるとかしたらいいのにと思ったけど、それも本人の自由だしなとも思った。


それから数日間、この身体弱い派遣社員女性は、ものすごく覇気がなくて、若干絶望している空気を纏っていた。まるで2次研修の前に見かけたあの時の後ろ姿そのものだった。



面接に失敗したんだなと思った。


何も一社落ちたからって落胆する必要ないのに。この人、おそらく全部登録している派遣会社まかせなんだろうけど、それだけじゃなくて自分でも動けば少しは違うのになと私はその落胆した後ろ姿を見ながら思った。


この人、デスクワークでそこそこ高い時給というので仕事選んでいるのが見て取れる。残念ながら、こういう人の希望にそっていてかつ業務にもついていけるような仕事内容の職場はまずないと思う。



だったらお給料面に納得いかなくても身体に負担のない範囲で勤務出来る職場探すとか、 自分の能力に見あった仕事探すとかした方が幸せに暮らせると思う。ましてやこの人、親と同居の実家暮らしだそう。十分可能そうなのに、やはりそこそこの時給で週5日で働きたいという意志は変えたくないらしい。



たしかにここの会社は、あんまり仕事出来なくても、そもそもそんなに仕事する気なくても過去に支社でバイトしてたとかいう経緯があれば(この人なんてまさにそれ)、何も言われない会社だけど、そういう問題じゃない。




自分が奴隷だという事に全く気づいてないことが問題。



基本的に、正社員だろうと契約社員だろうとバイトだろうと、「給料さえもらえればそれでいい」と考えて会社に「依存」している時点で奴隷です。



ましてや、派遣社員等、その人が勤務したことによって支払われたお金の半分を派遣会社にもっていかれてる。それがいいか悪いかは別として、それだけで奴隷の特徴が完成しているんだから、何も考えずに時給のことばかり考えている場合ではない。



ましてや、この身体弱い派遣社員女性は、自分に自信もなくて仕事も出来なくて身体弱いんだから、究極の奴隷です。



雇われて働く事を全否定したくはないけど、依存はしない方がいい。派遣社員で働く事も、考え方・やり方によっては奴隷色を薄める事が出来ると思う。



その為には、主体的になるということだと思う。そしてきちんと考えて仕事する事。会社でいろんな人がいる中で、周囲に合わせながらその職場のルールも守ってこれをやるのは結構大変。でもやる価値はある。


プライベートでも頭使う様になるので、生活が充実したり、雑事の処理能力が上がったりするので空いた時間を自分にとって価値ある事に投資することが出来ます。


正直、これやると周囲から浮きます。でも、奴隷の思考に染まるよりははるかにましだと私はずっと思ってて、正社員時代からこれ。ていうかこれしか出来ない。



人間なのに、エサ(給料)をもらえればそれでいいなんて知能が低すぎる。動物と一緒とかありえないでしょ。



次々と職場変えるのは、主体的に考えながら仕事をしている場合はけして悪い事ではない。だってそうしてたら、属するコミュニティが合わなくなって飛び出したくなるのは当たり前じゃないですか。



この身体弱い派遣社員女性の場合は、そういう感じではなく、嫌になって次々と職場変えようとしてそうだけど、他に行くことすら出来ないなんて、奴隷すぎる。



どうかここまで読んでくださったあなたは、ご自身の為にも主体的にお仕事されてください。