配属部署には正社員の人が4人いて、全員本社からの出向社員。1人は2次研修してくれた女性、あと2人は20代後半と思われる女性、そしてもう1人は26歳の女性だった。
この部署、この4人以外は全員契約社員や派遣社員だったんだけど、派遣社員のなかに50代と思われる女性が1人いて、派遣会社は、私と一緒に研修受けた英語堪能な女性とも、身体弱い派遣社員女性とも違う会社らしかった。
この50代派遣社員女性、この部署の仕事全種類出来る人だった。長く勤務してるからというのもあるとのことだったけど、基本的な業務以外に結構難しい業務が2種類あって、それもこなしていた人だった。
でも、ばりばり仕事するという雰囲気の人ではなく、すごく静かーな感じの人。しかも正社員の人にも丁寧な物腰で腰低く接していた。それなのに社員さんたちからあんまり好かれてない感じがして、私は?だった。
特に 4人いるうちの26歳の正社員さんはあからさまにこの人を名字呼び捨てにしたり、当たりが強くて、私、かなりびっくりしたよ。
この人達の人間関係は、来たばかりの私には何も分からないから、なぜこんなに嫌うのか、嫌われているのか、私にはサッパリ理解出来なかった。
もしかしたらこの50代派遣社員女性に決定的な原因があるのかもしれないけど、あからさまに名前呼び捨てるのはどうかと思った。
この国では、目上の人をたてたり年長者を敬うという風潮があるではないか。日本の風潮の全部がいいとは言えないことも分かってる。でも生粋の日本人である私には上記光景を目の当たりにすると、どうしても疑問に思ってしまうんだよ。
この26歳女性社員がすごく優秀で、この50代派遣社員が至らないところが目について仕方ないのかもしれない。でも、そんなのあとから生まれた人間の方が有利に決まってるでしょ。
時代が進めばいろいろなものが進化するし、人間の知能も時代が進むごとに上がっていくのだから、そういう意味では後から生まれた人間の方が圧倒的に有利だよ。(退化する人も中にはいるし、世の中全体として退化する部分もあるけどそれらについてここでは割愛)
そういうことも配慮して目上の人と接するのがいいような気がする。
ある日、この50代派遣社員女性の隣の席になったので話してみた。なんか謙虚ーな感じの人だった。