ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

きみ受からないよ

hotakatachibana2018-07-21

この超有名企業のグループ会社で契約社員してたのはもう何年も前のことなんだけど、日記書きます。



まずは一次面接にお越しくださいとの連絡があったので、都内某所のオフィスへ行った。日が暮れていた。



小さいけれど、すごくおしゃれなオフィスで、モデルみたいな雰囲気の女性の社員さんが2人いた。ちょっと変わった雰囲気の男性が面接してくれたんだけど、この人が社長だった。ばりばりの人材派遣の会社というわけではなくて、事業のひとつに派遣業も一部あるという会社で、アート系の事をいくつか手がけてる会社らしかった。



風変わり社長 「募集の仕事やりたいの?」

橘 「はい。」



募集でみた仕事は、この社長の会社の仕事ではなく、この会社が人材派遣している先の会社だった。まずはこの会社の面接に受かってはじめて募集の仕事の派遣先へ面接に行く事が出来るという流れ。



風変わり社長との話は続いた。
この会社の勤務時間はとっくに終わっていて、残業しない主義の会社なのに、風変わり社長は私の面接に時間をさいてくれてありがたかった。



風変わり社長 「橘さん、あなたはガッツがある。」



初対面でそれを見抜くとは、やっぱり風変わりな社長だ。ほとんどの人が私の事を裕福な家の令嬢とか育ちのいいお嬢様だと勘違いする(どんなに否定しても会話がループする)。私、ガツガツしてないもんね。世の中の人達が興味あることにあんまり興味ないし。



しかしガツガツしてなくてもガッツがあるのだった。



この社長、私を気に入ってくれた(らしい)。よかった。一次面接通過。しかし2次面接の日取りを決める前にこの風変わり社長はとんでもないことを言い出した。




風変わり社長 「きみ、たぶん受からないよ。」

橘 「は!?」



私は受からない面接を受けに行くのか?
それは一体。



風変わり社長 「あそこは業務経験者しか採用しないとこだから。未経験で採用された前例はいままでにない。1人もいないよ。それでも受けてみる?落ちたらまたその先の事はまた考えよう。」



(TДT)



また考えよう・・・って私は落ちる事が決定しているのか!なんなのこれ。


でも・・・。


橘 「2次面接お願いします。」

風変わり社長 「ほんとに男らしいな。」



もうなんとでも言ってください。
そして2次面接に連れてってください。