ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

ゴミよこす部長

hotakatachibana2018-06-29

そこの部署の部長とは、配属前に一度会っている。たしか同期何人かで面接した。後から聞いた話によると、その時すでに配属が決定していて、その為の面接だったらしい。


で、配属日初日にこの部長から親しげに声かけられたんだけど、なんか覚えられてると思って挨拶だけしてさりげなく距離を。


同期だけで固まっての勤務期間が終わってからも、よく話しかけられた。表彰される様になってからも気づいたら背後にいることが多く、話しかけられた。


話しかけられるだけならいいんだけど、操作中のキーボードいじってモニター暗くしたりロックかけたりと仕事の邪魔するし、「橘さん、これあげる。」とガムを一枚手渡してくれるが、一瞬喜んでみると中身のない包み紙のみだったりして、そういうの特にいいということばっかりなんだが。しかもおんなじ手を何度も使うばかりか、時々紙くずそのものを渡してきて、あからさまにゴミだった。



この部長、部下であるチーフたちがやんちゃしているのを注意するたびに、「ちゃんと仕事しろ!!手を煩わせるな!俺はここ(部長席)にすわっていたいだけなんだよ!!」が口癖だった。


どうぞ、どうぞ。
ある時私は、また近くに来ていた部長に遠回しに、「チーフ陣たちも皆仕事に集中してますし、こういう時こそ自席でゆっくりされてはどうですか?」と嫌みを言った。


そしたら今度は私が部長席に呼ばれて、「橘さん、ちょっとここいて。俺寝るからなんか歌って。もうつかれた。」と言ってデスクにふせってしまった。


なにこの流れ。おかしいでしょ。とりあえず発声練習してやった。


チーフ陣たちは若干心配そうにしていたが、私は知らん顔でさっさと自席に戻りました。




ここの部署は部長が二人いたが、どちらもなんか無気力だった。基本的になんもしたくないらしい。本人いわく、何か「高額」な「欲しいもの」を目標に設定して初めてやる気がでるんだそうだ。私とはだいぶ価値観が異なる様で。


この脱力部長は、部下であるチーフ陣たちと、私がどういうタイプで何を考えてるのか、なぜ社員ではなくバイトなのか等探っていた。


わかるわけがない。とりあえず当時はとにかくほっといて欲しいと思っていた。しかしまだまだ続く。