ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

*職場送別会悲喜こもごも

hotakatachibana2010-03-28

退職者の送別会が職場近くのパーティースペースで行われました。


なんか、送られる側に立つのははじめてで緊張すんだけど。


職場の人に花をもらう場面にきて、私も含めた退職者は会場の前へ出て並んだら、花と一緒に待機している後輩や先輩がいた。
その中にDさんという後輩の女の子もいて、もしやと思ってたら私に花渡してくれた。




Dさんは20歳そこそこと若く、2年前に新卒で入ってきて、入りたての頃から質問をよくする子だった。

しかも仕事中ものすごく視線を感じ、気づくと近くにいることも多々あった。


そして私に2年間、「橘さんていい奥さんになりそうですよね!」
         「橘さんてぜったいいいお母さんになりますよ!」
 
と言い放ち続けた子でもあった。
何百回、何千回と言った。
ぜったいそんぐらい言った。






人間は同じことを繰り返し繰り返し言われるとそれを真実と思うようになるという説があるのです。





しかし私は幼き頃からそうじゃなかった。
小学生のときとか中学生のときとか、さあ部屋に向かって勉強しようでもその前にお水を1杯、というまさにその瞬間、
お母さんに「勉強しなさい」と言われ、「せっかくいまやろうとしてたのに!!」と嫌になり、宿題やらずにマンガ読み始めていた。


                         

                                 


 
     



Dさん「橘さんてぜったいいいお母さんになりますよ!!」




せっかく私だってそのつもりだったのに!!






それはともかく、Dさんがあまりにしつこいので、わたしはある日彼女に



「私と結婚したいの?」




と答えに困らせてやろうと聞いてみた。

したら、


Dさん「・・・はい・・・。」


まじで!!頬を染めるな!!何その真剣な間は!!






やばい私このままこの職場にいたらこの子と流れで結婚してしまうんじゃないのだろうか。
とにかく辞めるから!!もう来月からは私はいないアディオス。





花を渡された後、ひとりひとりメッセージが語られた。


Dさんから私へのメッセージはかなり真剣にほめちぎった内容で、聞いててリアクションに困る。しかも目がまじでした。
ありがとう。でもあの職場で私に親切にしないほうがいいよ。達者でな。