猫日記67。
加藤さんとも一緒に眠りたい。
そこで八百屋の奥の加藤さんのべッド(ダンボール)で寝ている加藤さんをだっこしてバックルームへ行ってみた。
「マスター、私加藤さんと眠ります。」
「おう。よかったなチャップ。」
しかしチャップ本人はぜんぜんよくなかったのだ。
加藤さんを降ろして、丸くなったその瞬間に私も横になってみた。
するとたちまち加藤さんの全身から拒否のオーラが出始めた。
そして逃げ出す隙をうかがい始めたこの加藤さん。
加藤さんにくっついてみたら、急に立ち上がって部屋の一番端へ逃げた。
さらに、こちらを
『信じられない。なにこいつ・・・』
という表情で見つめながら、私から一番遠い場所を通ってバックルームを出て行った。
なんでよ
加藤さんはほんとに女性と抱きしめられることと頬ずりが嫌いなのだ。
一緒に寝るなんてありえないらしい。
加藤さん可愛いのにー。なんでよー。泣