ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

*SIN日記4

hotakatachibana2009-11-08

信号渡って河沿いを歩いてボート乗り場へ向かったんだ。


そう、リバークルーズ!


パリでもセーヌ河をバトームーシュに乗ってリバークルーズしたから、
シンガポールでもぜひね。


景色もかなり楽しめると思うしね。




船着場へ到着すると、他にも観光客とかいたけどそんなに混んでなかったので
すぐ乗れそうだった。



スタッフらしき男の人たちも何人かいて、その中でも比較的年配の男性が声かけて
きてくれた。

「あんた、ボートに乗るのかい?」

「はい。15分コースでいいんですけど。」


私は基本的に街歩きが好きなので、ボートはためしに乗ってみようぐらいにしか思ってなかった。
15分と聞いたその年配男性スタッフは、


「15分じゃ何もみれないよ!!1時間乗ってみな!!」

「でも私歩くの好きなんです。ボートに乗ったら歩くんです。だから15分でいいのー。」

「いや1時間がいい!!」


この年配男性スタッフは、あきんど精神のかたまりでだけこう言ってる風だが、ほんとにボートは1時間くらい乗るほうが見ごたえ
あったのだ。このときの私はよくわかっていなかったが、このスタッフさんの勧めどおり1時間で乗ってみることにした。



しかしボートは出航したばっかりで、次の出航まで少し時間があった。
待ってたら、さっきの年配男性スタッフがまた来て、声かけてくれた。



「あんた、日本人かい?」

「はい日本人です。」

「観光かい。」

「はい観光です。シンガポールはすっごく街が清潔で感激しました。」

「日本のほうが綺麗だろ!」

「日本も綺麗ですけど、シンガポール気に入りましたよ。」

「ボートに乗ったらどうするんだ。」

しまった。決めてなかった。

「歩くんです。」

「あんた健康そうだな。」

「はい、ダイエット中ですが健康です。」


このスタッフさんんとの会話はスムーズそうな感じがするが、実際、英語聴き取れない
ときがけっこうあって、会話が滞った。


この年配男性スタッフはそのたびにイライラし、地団駄を踏んでいた。
そんな私たちの様子を近くで見ていた他のスタッフさんは面白げに笑っていた。
コントじゃなくってよ。


しまいにはこの年配男性スタッフさんは、

「日本のほうが街綺麗だろ!!そしてあんたは健康でリッチでもあるんだろ!!」
と怒っていた。決め付けないでくださいよ。


シンガポールにいる人は人種問わずなんですぐ怒るの。

そうこうしているうちボートが来た。


年配男性スタッフは、
「楽しんでこい!!」と見送ってくれた。

おっけー。