女子シングル銀メダルはミシェル・クワン。
当時クワンが好きで好きでたまらなかった。
ライラ・アンジェリカもいいけれど、特に好きなのがラフマニノフとオン・マイ・オン。ラフマニノフのプログラムはクワンのお気に入りでソルトレイクでも使っていた。
クワンはローリー・ニコルの振り付けがほんとによく似合う。
クラシックな曲が似合うイメージだけど、意外に彼女の腕や脚はモダンちっくな動きをしている。クワンがスケートを始めたきっかけになった人が、男子シングルのブライアン・ボイタノということが影響しているのだろうか。それとも彼女独自に身につけてきた特性なのか・・・。シャープな動きから豊かな叙情性がにじみ出てるところが面白い。
彼女のシャープな動きに一味加える柔らかい衣装を着たときはすごく似合うしステキだ。アシンメトリーな長めのスカートのオン・マイ・オンの衣装などピッタリだ。
ミスパーフェクトと言われる彼女の特に際立つテクニックはスパイラル！
高く美しく上がる脚もさることながら驚異的なのが、インサイドエッジから入って長く乗り、S字を描きながらそのまま軸脚を変えずにアウトサイドエッジに変えてリンクを縦断して滑っていくこと！！
スパイラルをやったことのある人ならわかると思うけど、アウトサイドエッジになら乗れるんです。しかしインサイドは無理（私はね。インサイド出来る人は神だ）
しかもクワンのスパイラルは長時間同じ高さ同じポジションで保っているという究極のスパイラル。
どんなに脚が高く上がる選手が出てきてもクワンのスパイラルだけは特別。誰にも真似できない不思議な魅力があるの。
ソルトレイク後あたりからスタイルを変えているけど、個人的にはフランク・キャロルコーチと一緒にやっていた時がとても好き。
