2007年○月×日
プリンセス(仮名)は表情がかなり小粋だ。非常に洗練された表情をする。しかも可愛い顔に可愛いオーラ。妖精のようだ。しかし時々私にはプリンセスがおっさんに見えることがある。どうしよう視力に限界がきてるのかしら。おかしいわ。そこで他の人にそのことを相談してみる。するとやはりおっさんに見えるのは気のせいでもなんでもないことがわかった。それ以来プリンセスのなかからおっさん的なものを取り除いてプリンセス的なものだけにするにはどうしたらいいのか考えている。
2007年○月△日
プリンセスはみんなの人気者。しかしプリンセスは人気者になろうというつもりはこれっぽっちもないのさ。彼女は自由に生きてるだけ。ただそれだけで皆に好かれている。だから時々おっさんに見えてもかまわない。
2007年△月○日
プリンセス(仮名)は今日もかわいい。一人で座っていたのでチャンスだと思って私も隣に座る。そして
「ねえなんでそんなに可愛いの?なにか特別な技術でもあるの?ほんとに可愛い。みんなプリンセス(仮名)のこと可愛いって言ってるよ。10年後はぜったい美人になるから楽しみにしてるね。10年後の予定は美人になることだね。計画的で素晴らしい。あっもしかして照れてるの?かわいいんだからーもう。」
って一方的に話しかけたら、プリンセスは顔をまっ赤にして座ったままの格好で後ろにパタッと倒れてしまった。
2007年◇月○日
プリンセスは一人でいることが好きだ。それなのに人気者だから皆に囲まれ幸せだが少々気の毒だ。いや、一人でいることが好きというより、そんなに好きでもない人に構われることが嫌なのだろう。まあそんなのどうでもいい。とりあえず私は心が通じ合っているようだしな。プリンセスのほうから私のところへやってくるもんね。