イタリア・フランス回想記(2003年12月27日〜2004年1月1日)vol.92です。
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オテル・ド・パリは静まり返っていた。
リンクは暗闇の中で青白くしてて、閉まってる。人も少ない。
「明日滑れるよ。」
そうして私たちはセーヌの方へ向かった。
アルコール橋を渡り、左岸へ渡る。
真夜中だというのに、なんて人が多い!
しかも行き交う人は皆見知らぬ者同士なのに、陽気に新年の挨拶をしている。
私たちは左岸の街を縫うように歩いた。
なんかみんなテンション高いよ!?
しかし友人は街のテンションの高さにマッチしていた。
街の中の一角の小さな公園にさしかかったとき、
お酒の瓶を持って飲みながらめでたく歩いているムッシューたちに
抱えあげられ、さらにお酒までもらって飲んでいた。
友人はすっかり楽しくなっている。
私は見てるだけで十分。
新年真夜中のパリは皆が皆何かの魔法にでもかかってしまったみたいに陽気だった!
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