イタリア・フランス回想記（２００３年１２月２７日〜２００４年１月１日）vol.６３です。
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封印と封蝋のほかに、パリでぜひ手に入れたいものがあった。
それはエメラルド水。
エメラルド水のお店は、たしかメロディグラフィックの近くと記憶していた。近くってどれくらい近く？ちょっと探してみたけど見つからなかった。
あきらめそうになりながら、サンジェルヴェ教会のすぐ裏の路地に戻って、セーヌのほうへ抜けようとしたら…。通り過ぎたお店がそのお店だと気付いた！！なあんださっきも通ってたのに気付かなかったよ！！
ガラス越しに中をのぞくと、お菓子、パスタ、ハーブ、石鹸などがあった。どうかエメラルド水がありますように・・・
友人と一緒に中へ入ると、レジのところにブロンドのマダムが座っていた。私がフランボワーズ味のドリンクの素を手にとると、鍋に入れて、火にかけて…という作り方の説明をしてくれた。私がわかってなさそうだったためかマダムは不安そうだった。
余談だけどこのマダム、黒のタートルニットに黒のパンツ、というミラネーゼかパリジェンヌという格好だったけど、容姿がどうしてもアメリカ人に見えて仕方なかった。フランス語ペラペラだったが。
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