イタリア・フランス回想記（２００３年１２月２７日〜２００４年１月１日）vol.４８です。
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そしてバスはマルコポーロ空港に着いた。搭乗時間まで空港内をそれぞれ別行動でぶらぶら。
そして再び私は見つけてしまった！！
ベネツィアンガラスのお店を！！
入って白い店内にずらりと並ぶグラスやゴブレットを眺めていると、スタッフのセニョールが話し掛けてくれた。
私が見ていたリキュールグラスについて話してくれた。
「そのグラスは上半分が青、下半分が赤、この2色はベネツィアンカラーでとてもおすすめです。」
へえー。綺麗だな。
「正真正銘のムラーノガラスで、裏に職人のサインも入ってるんですよ。ここだよ、ほら。」
ほんとだー。
「実はこのグラスは対なんだ。このグラスは男性的なイメージで作られてる。対のこっちは、女性的なイメージなんだ。」
対の方は、やや柔らかいシルエットで、色も赤と青のほうみたいにパキッとしていなく、ブラウンがかったレッドがグラデーションになっていて、神秘的な美しさを持っていた。
どうしよう！！
すごく迷った。やみくもに二つ買っても使えない。どちらかにするとしたらどっちだろう。ここに友人がいなくてよかった。だって私はどちらかは買う気だった。
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