イタリア・フランス回想記(2003年12月27日〜2004年1月1日)はお休みです。
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おいしいものをおいしいと感じながら食べることの重要性をここ数年意識してます。
いろんなおいしいがあると思う。
・作り手の気持ちの入った料理(一流シェフでもお母さんでも!)の【おいしい】
・自分の作ったものでも、作る過程から楽しんで、ゆっくりと食べる時間を味わう【おいしい】
・安全な素材の風味が生きた素朴な味(このことに関しては別の日に書きます)の【おいしい】
いずれにしろ、おいしさを五感で感じて、心からそれを楽しむ。それは脳に伝わるし、細胞にもゆきわたると思う。実際、イライラしたり、気分のすぐれない状態で物を食べても、小腸は栄養を吸収しないのだとか。つまり、摂取量が十分でも栄養が不足、ということが起こるのです。
そのことに気付いた6年前から、食事のときの気分に神経質になった。そしてどうしても気持ちが切り替わらないときは、食事をあきらめることもした。仕事してると自分のペースで生きられないので、そうこうしてるうちに一日が終わってしまう。
このことも私が絶食に目覚めた原因のひとつと言えよう(絶食についての記述はまた後日)。食事するときに何を思うかがその人を作っていることのひとつなのだ。何を食べるかと同じかそれ以上に重要な問題だ。
人は起きてから眠りにつくまでおびただしい数の言葉を心の中でつぶやく。食事中は特にこれに気をつけたい。
食べ物ひとつとっても心と体の密接な関係に気付くのです。
写真はオーバカナルのクレームブリュレです。友人Kさんとふたりでコツコツ楽しく食べたので、吸収がよかったにちがいない。