イタリア・フランス回想記(2003年12月27日〜2004年1月1日)vol.25です。
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列車の中ではひたすらポストカードを書いた。ポストカードはローマに到着した日ダビンチ空港で買った‘最初の買い物’。やっと旅先でペンを走らせることが出来てうれしかったけど、まだ昼間なのに疲れてしまって能率が悪かった。
ローマを離れて間もなくどこかの駅で二人姉妹とお母さんのイタリア人親子が同じブースに乗ってきて座った。なぜイタリア人だと分かったかというかと、その姉妹がお母さんのことをマンマと呼んでたからだ。
私たちにプレッツェルをくれたので、「グラツィエ」と言いながら受け取り、「モルトブォーノ」と言いながら食べた。そのお礼に折り鶴作って渡した。あと、外国の人にとっては珍しいという穴のあいたお金、5円玉も渡した。
その親子がどこかの駅で降りてしまうと、また二人旅に戻った。
「少し眠っていい?変わりに起きてて」と言い、ふせてみるものの、仮眠すらとれない。
起きることにして「今度はどうぞ」と友人に仮眠をすすめた。
ローマからベネツィアまでの長い長いイタリア縦断の旅。
フィレンツェに止まったとき、ドゥオモが見えた気がした。
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