イタリア・フランス回想記(2003年12月27日〜2004年1月1日)vol.23です。
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バスを降りて、トレヴィまで歩いているうちに夜が明けた。(どこをどう通ってたどり着いたかはもう覚えていない。だって3年も前だもん)
朝のトレヴィもなかなり新鮮だった。
夜のようなライトアップはなく、石の乾いた質感と、水の青さ、あたりに軽く跳ね返るような水音。
朝なのにたくさん人がいた。その中にトレヴィをメンテナンスしてる(掃除?)人達もいた。掃除するとしたら、コインが沈み放題でどうやってするのか謎だった。
なんかとたんに朝がますますさわやかになる・・・。ここで毎日朝を迎えたらかなり1日のスタートを爽快にきれそうだ。
実際、トレヴィのまん前とかにホテルもあるらしいが、そういうところは観光地なだけに駅のすぐ近くと同じかそれ以上の宿泊料らしい。
あたりを見回すと、こんな朝早くから開いてるジェラテリアが目についた。
友人を置き去りにしてジェラート求めて入ってみる。指指したのはもちろんピスタッキオ。ローマでは毎日ピスタッキオのジェラートを食べた。冬でもあんなにおいしいのだから、夏は最高だろうな。
ジェラート片手に友人のもとへ戻ってくる。食べてたら、イタリア人の知らないセニョールが
「こんな朝っぱらからジェラート食べて、日本人はすっごいな!!」
と私とジェラートを見て驚いていた。だってローマでの私のモットーは1日1ジェラートなのよ。そして朝っぱらから食べてるわけは、朝っぱらからジェラテリアが開いてたからよ。
そして友人もジェラートを買いに走っていた。
そういえば、ローマに到着した夜ここへ来て、コインなげてもう1度ここへこれますようにと願ったけどもう叶ったよ。じゃあ次の機会のためにもういっかいやんないとな。
私は50円玉を後ろ向きに投げて祈った。叶う日は、まだ。
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