屋久島日記は終了しました。
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電子ミシンがやってきてからだいぶ日がたってしまったある日、服作りに着手した。デザインはすぐ思いつくし、材料もすぐ揃えられる。問題はパターンをおこすということだった。
私は服飾の学校を出たわけではないし、知り合いにパターンナーもいない。困った。困ったけど、一から自分でやるしかない。
そうして苦心のパターンおこしとなった。
まず立体的な製図は難しくてできないので、直線縫いでできる服をデザインした(それでもつなぎ部分や端の始末なんかは難しかった)。
さらにトルソーを持っていない。ストレートラインから構成されるデザインとはいえ、人間の体にそうものでなくてはならない。でもストレートラインからできてるデザインだからこそ、パターンをおこすのはそんなに難しくなかった(しめしめ)。
でもいつかは立体的なパターンもおこせるようになりたい・・・。それも、着たときに綺麗なラインが出て、当然着心地もよく、2、3キロ痩せて見えるようなカッティングを!
一度シャネルの服に袖を通してみたい。似合う似合わないは別として、あれを着てみれば必ず何かしら得るものがあるはずだ。それくらいシャネル服はすごいものという気がするのだ。ヴァレンシアガやラクロワもそうかもしれないけど・・・。あんなハイファッションのプレタの世界と同じ服は作れなくても、きちんとしたパターンをおこす手がかりにはなるはず。
とにかくパターンおこしが最初の難題だった。