フランスにはバゲットを入れる専用のパン袋なるものがあって、ラファイエットなどで売ってるらしい。
フランスの人々は朝、ブーランジェリーで買ってきたバゲットをこれに入れて日持ちさせる。キルティング加工のものが主流のようだが、私はリネンで手作りしてみた。
パン袋内でほどよい湿度を保ってくれるように目の荒くない生地を選び、口を結ぶ紐にはコルクをつけてみた。これをつくった3年前から、近所のパン屋さんにバゲットを買いに行くときは持って行って焼きたてのバゲットを入れてもらっていた。
パリに行った時に本場のパン袋をスーパーで買ってこようとしたけど、買いそびれて帰ってきてしまった。なのでリネンのパン袋は現役で働いている。
ところで、リネン製品はよほど気に入ったアンティークでもないかぎり買わずに自分で作ることにしている。国産のリネンを生地で取り寄せて切って縫ってつくる。バゲットケースの他にはピロケースも作ったことがあるけれど、丈夫なので今も愛用中。最近また生地を買って、次に作るのはコンビニバッグストッカー。大きい袋はつり下げ型のカゴにくしゃくしゃと入れている。リネンで作ったら小さい袋を入れるのだ。これはジュート(
黄麻)で出来ている感じを目指すために、わりと目が荒目でざっくりとした質感のリネン生地をオーダー。ジュート風なのに使い勝手はリネンのストッカー。うまくできますように。
ちなみにいつも私がお世話になってるリネン生地のショップ麻布館は、国産リネンの宝庫!